Vocalmix_Tips 歌ってみた初心者向け

【歌ってみた / Vocalmix】mix師が歌ってみたmixでよく使っているボーカルの加工処理まとめ

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どうも!あいともすたじおのあいともです。

今回は、Vocalmix(歌ってみたmix)でよく使われるボーカル加工処理を紹介していきます。

ケロケロ加工やラジオボイスなど、ボーカルにかけるエフェクト処理は様々ありますよね。

そんな様々なエフェクト処理を音付きで紹介していく記事です。

ボーカル加工のアイデア参考・依頼時の要望出しなど…。

Vocalmix(歌ってみたmix)の依頼の時に役立てていただけたらうれしいです。

記事のURLを共有しあったり、活動者様同士でご自由に活用してください。

はじめに / クリーン(特殊加工なし)


(※真夜中ループMV)

各エフェクト処理の音紹介用に「真夜中ループ / あいとも feat.るゝ」の歌を加工して使用します。

一部ケロケロ加工パートのある楽曲ですが、概ね特殊加工のない楽曲です。

クリーン・特殊加工なしの音参考は動画を視聴いただけたらうれしいです!

※注意事項
加工の名称などは、あいともの知識範囲内でわかりやすい呼称にして紹介しています。

もし、間違いがありましたらTwitterなどでやさしく指摘いただければ幸いです。

「○○追加してください」などのご意見ありましたら、確認して追加していきます。

エフェクト処理の設定は、数多くあるやり方の中からの一例です。

この記事で紹介しているソフトを使用したやり方のみが正しいやり方というわけではありません。

あくまで参考として見ていただければと思います。

ケロケロボイス


(※Auto-tune EFX+)

ケロケロボイスはピッチ補正ソフトを使用して作成することができます。

あいともは、Auto-tune EFX+を使っています。

Melodyneを使用している人は、ピッチモジュレーションツールでピッチの線をまっすぐに編集するとケロケロします。

☆ケロケロボイス作成のポイント

・楽曲のキーを設定する。

・メロディー内で使われる音程を指定する。

・RetuneSpeedを0に設定する。
(※ピッチの線をまっすぐにする)

▼ケロケロ加工はこんな音。参考音声はこちら。

ラジオボイス


(※Protools付属EQ)

歌の周波数をイコライザーで編集すると、ラジオボイスがつくれます。

イコライザーで低域と高域を抑えて、中域を上げると基本の音ができあがりです。

こもったようなざらざらしたイメージの音です。

歪みエフェクトなどを組み合わせて、よりざらつきを強調したかっこいい音に仕上げることも可能です。

☆ラジオボイス作成のポイント

・低域と高域をカット。
(※画像参照)

・お好みで中域を上げる。

・歪みエフェクトなどでさらに尖った音に加工可能。

▼ラジオボイス加工はこんな音。参考音声はこちら。

ディレイ・リバーブ強調


(※Waves H-Delay / Arturia Rev PLATE-140)

エコー成分が、部分的にふわっと強調されたような音です。

ディレイ・リバーブのセンド数値を部分的に上げてあげるとできます。

強調したい箇所を思いきって上げましょう!

サビ終わりや落ちサビでよく使われる印象です。

☆ディレイ・リバーブ強調作成のポイント

・センドリターン設定が使いやすい。

・強調したい箇所の数値を上げる。

・サビ終わりの語尾などに変化つけたい時に使いやすい。

▼ディレイ・リバーブ強調加工はこんな音。参考音声はこちら。
(※歌の終わりに注目)

ダブラー


(※Waves Doubler)

主旋律を2本重ねて、音に厚みを出す効果です。

主旋律を2本分録音して重ねるやり方と、ソフトエフェクトを使用してそれっぽい音をつくるやり方があります。

ちなみに主旋律1本の場合でも、複製してダブラー効果出るようにエディットを行うことでつくることできます。

☆ダブラー作成のポイント

・効果をつけたい部分の主旋律を2本録音。

・ダブラー用の歌は、エディットをぴったり合わせすぎない。

・主旋律1本から効果つけたい場合はダブラー or 生成

ダブラーの参考音声は、歌フレーズ前半をダブラー・後半は効果なしにしています。

主旋律2本重ねたパターンとソフトエフェクトのパターンを用意しました。

▼ダブラー加工はこんな音。参考音声はこちら。
・主旋律2本重ねたパターン

・ダブラーソフトエフェクトのパターン

ハモリ生成


(※Melodyne)

ハモリは生成することが可能です。

歌ってみたでは、ハモリを生成することがよくある印象です。

ハモリ生成のやり方(上ハモリの例)
①VocalEditを終えた主旋律を複製

②複製した歌をMelodyneに読み込む

③半音3つ分、音を上げる

④全体聴きながら、スケール外の音やぶつかる音を修正する。

音悪そうなイメージ持たれがちですが、混ざると良い感じだったりします。

歌唱録音のハモリとの違いについてはここでは省略します。

詳しい内容の記事をいつか書くので、お楽しみに。

☆ハモリ生成作成のポイント

・ソフトはMelodyneがオススメ。

・下ハモより上ハモが比較的綺麗につくりやすい。

・歌唱録音ハモリと生成ハモリを混ぜるのは非推奨。

・楽曲スケールやキーの知識が必要。

▼ハモリ生成はこんな音。参考音声はこちら。
(※音源前半ハモリなし、後半ハモリあり)

おわり

閲覧ありがとうございます。

今回は、Vocalmix(歌ってみたmix)でよく使われるボーカル加工処理を紹介しました。

記事公開以降も思いつき次第に、徐々に追加していきます。

Vocalmix(歌ってみたmix)の知識習得に役立つ記事として、充実したページを目指していければと思います。

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