どうも!あいともすたじおのあいともです!
今回は、有料プラグインの入門と呼ばれる『Waves Goldバンドル』と『DAW付属プラグイン』を比較していこうと思います!
Vocalmix(歌ってみたmix)において、DAW付属プラグインと有料プラグインの音の違いがどのくらいあるのかが伝わったらうれしいです。
これから『Wavesプラグイン』の購入考えている人も、参考にぜひ閲覧していってください。
はじめに
あいともがmixの勉強を始めた頃、2~3年くらいDAW付属プラグインや無料プラグインを使っていました。
DTM有料プラグインの定番「waves」などをオススメされるものの、購入決めるまでに時間がかかった記憶があります。
「有料プラグインには興味あるけど、同じイコライザー・コンプレッサーで何が違うの?そんな音違う?」
と考えていました。
歌ってみたmixに興味を持ち始めた人たちが、有料プラグインを使わない理由は人それぞれあると思いますが…。
DAW付属のプラグインや無料プラグインを使っている人の中には、昔のあいともと同じような考えで有料プラグインを避けている人も多いのではないでしょうか?
・Protools(Protools付属のプラグインエフェクト)
→Avid公式サイト
・Waves Goldバンドル
→Waves Goldバンドル取り扱いサイト
(※Media Integration)
今回の記事で使用する楽曲
(※あいともすたじお制作オリジナル曲:真夜中ループ)
音の変化・違いがわかりやすいように、アカペラ(歌のみ)のデータを用意しました。
エフェクトなし / 元データはこちら
・アカペラ
ボーカル:るゝ
YouTube
イコライザー(EQ)比較
イコライザー(EQ)の比較をします。
Protools付属の『EQⅲ』とWaves Goldバンドル収録の『Waves Renaissance Equalizer』を使っていきます。
それぞれの数値をほぼ同じ設定で、エフェクトを適用した音データを用意しました。
(※設定は画像参照)
イコライザー(EQ)は、特定の周波数を上げたり下げたりに使用します。
特定の周波数を上げすぎ下げすぎがないように、細かな設定が求められる印象です。
ソフトによって、同じ設定でも効果が違ったりするのでいろいろ試す価値あり!
今回の設定は、わかりやすさ重視で大雑把に高域を上げて低域と中高域を下げました。
・アカペラ
・Protools / DAW付属のイコライザー『EQⅲ』
・Waves / Goldバンドル収録『Renaissance Equalizer』
イコライザー(EQ)比較の感想
Protools付属の『EQⅲ』は明るめに聴こえて、『Waves Renaissance Equalizer』が変化少なめな印象を受けました。
比較して聴くとそれぞれの特性が出ていて、音が違うのが伝わったでしょうか?
『EQⅲ』は大雑把に周波数が持ち上がってぶわーっと音の変化している印象です。
『Waves Renaissance Equalizer』は、丸みを帯びているような…周波数が滑らかに変化している印象ですね。
Protools付属の『EQⅲ』も他DAW付属のイコライザー(EQ)も、それぞれ特性が違ったりするので適材適所で活躍します。
とは言っても、有料なだけあって『Waves Renaissance Equalizer』が比較的使いやすいと思いました。
コンプレッサー(compressor)比較
コンプレッサー(compressor)の比較をします。
Protools付属の『Dynⅲ』とWaves Goldバンドル収録の『Waves Renaissance Compressor』を使っていきます。
それぞれ数値をほぼ同じ設定で、エフェクトを適用した音データを用意しました。
(※設定は画像参照)
コンプレッサー(compressor)は、歌の音量差を整えるのに使います。
単純に音量差を整えるだけではなく、音質に影響を与えるものがあったり種類様々で楽しいです。
使い方によって、声を奥から聴こえるようにしたり幅広い使い方ができるのも特徴。
今回の設定では、歌にかけるのに良さそうな数値をなんとなく設定しました。
・Protools / DAW付属のコンプレッサー『Dynⅲ』
・Waves / Goldバンドル収録『Waves Renaissance Compressor』
コンプレッサー(compressor)比較の感想
Protools付属の『Dynⅲ』は緩めに効果がかかって、『Waves Renaissance Compressor』がしっかり効果かかる印象を受けました。
ほぼ同じ設定で使っているのに、ソフトごとに特性が違うから全然違う音になりますね!
音の潰れ具合(整えられ具合)も違っていて、なんとなく『Waves Renaissance Compressor』は高域が抑えられてるように聴こえます。
比較して聴くと、Protools付属の『Dynⅲ』は潰れ方が緩いので音量差が残っている印象です。
設定の甘さの影響もあるので、Protools付属の『Dynⅲ』がダメということはないのですが…。
やはり『Waves Renaissance Compressor』の方がハッキリと効果かかるので使いやすいですね!
リバーブ(Reverb)比較
リバーブ(Reverb)の比較をします。
Protools付属の『D-verb』とWaves Goldバンドル収録の『Waves Renaissance Reverb』を使っていきます。
それぞれ数値をほぼ同じ設定で、エフェクトを適用した音データを用意しました。
(※設定は画像参照)
リバーブ(Reverb)は、いわゆるエコーです。
お風呂場など、部屋によって声の響きが違うのを経験したことがあるかと思います。
リバーブ(Reverb)は、そういった響きの成分効果をかけることができます。
今回は、歌に合いそうな『Hallタイプ』のリバーブ(Reverb)設定にしました。
・アカペラ
・Protools / DAW付属のリバーブ『D-verb』
・Waves / Goldバンドル収録『Waves Renaissance Reverb』
リバーブ(Reverb)比較の感想
Protools付属の『D-verb』は、なんとなくスッキリしていますね。
『Waves Renaissance Reverb』は、左右の広がり・広さを感じます。
響きの成分はあまり差がないように思いますが、雰囲気はだいぶ違う印象です。
リバーブ(Reverb)は、曲に合わせて適材適所で使っていきたいですね。
バラードなどしっとりした曲では、『Waves Renaissance Reverb』が合いそう!
ロック系の曲には、『D-verb』合いそうだと思いました!
とは言ったものの、リバーブタイプや設定によっても変わってきそうですけど…。
リバーブ(Reverb)は、それぞれ万能に使えそうで優秀です。
ディレイ(Delay)比較
ディレイ(Delay)の比較をします。
Protools付属の『Mod Delay ⅲ』とWaves Goldバンドル収録の『Waves H-Delay』を使っていきます。
それぞれ数値をほぼ同じ設定で、エフェクトを適用した音データを用意しました。
(※設定は画像参照)
ディレイ(Delay)は、いわゆるやまびこのような効果です。
音を鳴らしたら、遅れて音が鳴るイメージです。
ディレイ(Delay)は、言葉の意味どおりに音の遅れ成分をかけることができます。
今回は、『Waves H-delay』のほぼデフォルト設定を参考にしました。
付点8分音符のディレイ(Delay)です。
・アカペラ
・Protools / DAW付属のディレイ『Mod Delay ⅲ』
・Waves / Goldバンドル収録『Waves H-Delay』
ディレイ(Delay)比較の感想
Protools付属の『Mod Delay ⅲ』は、薄っすらとふわふわした雰囲気が出ますね。
『Waves H-Delay』は、伸びのある響きを感じます。
だいぶ性質が違う印象です。
ディレイ(Delay)は、『Waves H-Delay』が伸びがあって綺麗に聴こえますね。
『Mod Delay ⅲ』は、原音との音馴染みが若干弱いような気がしています。
若干遅れてくる音が浮いて聴こえちゃってるような…。
きっと設定次第でマシになるかもしれないですが!
『Waves H-Delay』の優秀さが目立ちました。
EQ+COMP+Reverb+Delayの比較
それぞれの比較で使用したプラグインを全てオンにした音の比較です。
全部エフェクトかかった状態だと、ハッキリと違いや差を感じられると思います。
・アカペラ
・Protools付属プラグイン / アカペラ
・Waves Goldバンドル / アカペラ
EQ+COMP+Reverb+Delay比較の感想
Protools付属プラグインの音も決して悪い音ではないものの、どことなく荒さを感じるような…。
しかし、今回はあくまで同じ設定をした場合の結果です。
Protools付属プラグインでも、細かく設定を追い込めば近い結果にすることが可能でしょう。
Vocalmix(歌ってみたmix)した比較
Protools付属プラグインとWaves Goldバンドルプラグインを比較していきました!
それぞれ特性や音の変化の違いが伝わったのではないでしょうか?
せっかくなので、それぞれのプラグイン設定をそのまま使ってVocalmix(歌ってみたmix)してみました。
・エフェクトなし / Vocalmix(歌ってみたmix)
・Protools付属プラグイン / Vocalmix(歌ってみたmix)
・Waves Goldバンドル / Vocalmix(歌ってみたmix)
Vocalmix(歌ってみたmix)比較の感想
エフェクトなしでもそこそこ良さそうに聴こえますが、エフェクトありだと更に良い感じに聴こえる印象です。
記事用にざっくりとした設定なのに、良さそうに聴こえるのがすごい!
DAW付属プラグインもそれなりに良いですが、Wavesのプラグインが扱いやすくて優秀だなと思いました。
直感的にいじって、Vocalmixした!という感じの音になってくれましたね。
おまけ / マキシマイザーの比較
Vocalmixまでしたので音圧の調整も比較していきましょう!
Protools付属プラグイン『Maxim』と『Waves L1 Limiter』を比較します。
※音圧が上がっているので、音量注意です!
・Protools付属プラグイン / 『Maxim』
・Waves Goldバンドル / 『Waves L1 Limiter』
おわり
閲覧ありがとうございます。
今回は、Protools付属プラグインとWavesGoldバンドルのプラグインを徹底比較しました。
各項目の画像でエフェクト設定を載せています。
ぜひお手持ちのプラグインで試したり比較してみてください!
Vocalmix(歌ってみたmix)をこれから覚えたり・上達の役に立てばうれしいです。
ちなみにWavesGoldは、付属プラグインだけの環境からステップアップの有料プラグインとしてオススメ!
WavesGoldはセール時に1万円前後で購入ができるので、そのタイミングが狙い目だと思います。
・Protools(Protools付属のプラグインエフェクト)
→Avid公式サイト
・Waves Goldバンドル
サウンドハウスで見る
あいともすたじお/ご依頼受付中
クライアント様一人一人に合わせた、丁寧な対応を心がけております。
オンラインのやりとりで高いクオリティーの歌作品を制作したい方は、ぜひ「あいともすたじお」にお任せください♪