どうも。あいともです。
今回は、mixの定番ソフト『Waves Goldバンドル』について!
Waves Goldバンドルを歌ってみたmix・歌の処理で使う場合、どう活用したらいいのか?
その点に注目しながら、プラグインを厳選紹介していきます。
これからWavesプラグインを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
Waves Goldバンドルをとりあえず買ったけど、どう使うかわからないという方もぜひ参考に…!
Waves Goldバンドル
Waves社のプラグインエフェクトバンドルです。
EQ,COMP,Reverbなど、mixするのに必要なプラグインが揃ったWavesのお得なセットですね。
Waves Goldバンドルは「mixするならとりあえず買っておこう」と言われるくらいには、定番の人気ソフトです。
セール時には最安で1万円くらいで購入できちゃいます!
(※2022年3月)
値段安めでプラグインが揃う、コスパの高さも人気の理由だと思います。
Waves Goldバンドルの特徴
しかし、それぞれのトラックの個性を引き出し、より有機的にバランスよく文字通り"混ざりあわせる"ためには、さらに踏み込んだ処理も必要になるでしょう。
例えばテンポに同期したコンプレッション、周波数帯ごとに違うダイナミクス調整、ボタン一つでスピーディーにピンポン・ディレイを作り出す、ローファイな抜け感を演出する、音像を前後に配置するためのEQでは難しい倍音の調整。
Power PackやSilverのプラグインを全て収録するGoldには、ミックスをさらに先へ進メルためのプロセッサーが揃っています。Renaissanceシリーズからも必須のEQ、コンプ、リバーブもエントリー、万全のラインナップでミックスに臨むことができるでしょう。
デジタル、アナログ、ハイブリッド、精緻な処理からアナログの質感まで、まさにミックスを黄金に輝かせるためのバンドルです。
Waves Goldバンドルから厳選紹介
Waves Goldバンドルは「42種類以上のプラグインを収録」しています。
その中から、特に歌ってみたmixに使いやすいプラグインを厳選して紹介していこうと思います!
Q10 Equalizer
Waves Goldバンドルには複数のEQが含まれています。
その中でも、特に使いやすいのが『Q10 Equalizer』だと思います。
①TYPEを一番右のを選択
②GAINを10dbくらい上げる
③FREQを動かしながら音チェック
この使い方をすることで、歌の耳障りに感じる周波数を探ります。
もわっとしたりキンキンすると感じたら、そこでFREQを止めましょう。
気になる周波数のGAINを「-0.3〜-1.0」して調節して設定完了です。
追加で探る場合、BANDを増やして同様に調整していきましょう!
どのくらいやったらいいか判断悩む方は、3箇所くらい目安に調整するのが良いかなと思います。
たくさん調整すればするほど良い結果になることではないので、やりすぎは禁物!!
C1 Compressor
Waves Goldバンドルの中でも、特にシンプルなコンプレッサーです。
C1 Compressorは、設定した値通りにわかりやすく効果がかかって優秀。
見た目で、効果かかっているかどうか判断しやすいのも◎
なので、mix慣れていない方でもとても使いやすいと思います。
①Thresholdを任意の値に設定
②RATIO 8:1
③Attack 10
④Release 80
歌が一瞬大きくなるところに、少しかかるように使うのがオススメです。
C1 Compressorは、ほんとにわかりやすく音が潰れます。
音が大きくなるところで、メーターが動くようにThresholdの調整をしましょう!
音が潰れすぎている?音が平坦になりすぎる?
音が潰れすぎているなと感じたら、RATIOを「4:1」に変えたりしてみましょう。
コンプレッサー効果がかかった時の圧縮率が小さくなります。
他、Attackを30〜50くらいに遅くするなど。
コンプレッサー効果かかるのが緩やかになることで、音の潰れ感が軽減されます。
C4 Multiband Compressor
マルチバンドコンプレッサーという種類のプラグインです。
通常のコンプレッサーとは違って、周波数帯域ごとにコンプレッサーをかけられます。
コンプレッサーとEQを併せ持ったようなイメージです。
①他のEQでざっくり高域をあげて明瞭度を上げる
②高域が目立ちすぎる周波数帯域をC4かけて整える
C4 Multiband Compressorを使うことで、音が整いつつも明瞭で透明感ある音に仕上げられます。
EQとコンプレッサーを使い慣れてきたら、使っていきたい上級者向けなプラグインだと思います。
きつくかけると平坦さが気になるかと思うのですが、、
使いこなせれば、明瞭度と音の均一さを整えられる良いプラグインです!
Doubler
モノラルで使って、歌に自然な声のダブラー効果をかけたり。
ステレオで使って、左右に広がりのある効果を出したりできます。
WavesのDoublerは、生成したハモリに広がりをだすのによく使っています。
①ハモリなど左右に広がり出したいトラックに使う
②画像の赤枠矢印部分を動かす
③DirectをOFF(※画像ではONになっています)
シンプルなダブラー効果出すのにも使えますが、オススメの使い方はステレオで使うやり方です!
左右に広がりを出したいトラックにステレオで立ちあげて使ってみてください。
デフォルトの設定でもしっかり効果出るので使いやすいですよ。
H-Delay Hybrid Delay
Wavesの超優秀なディレイプラグインです!
使いやすさと性能の良さを併せ持っています。
ディレイプラグインが必要なら、絶対オススメなWaves H-Delay◎
①ANALOGをOFFにする
②PINGPONGはお好みでONかOFF
あいともは、H-Delayをほぼデフォルト設定で使うことが多いです。
(※BPMの設定・同期はしています)
立ち上げてほぼそのまま、センドで使っています。
「ANALOG」のつまみは、ノイズ発生が気になるのでOFFがオススメ。
「PINGPONG」は、ONにすると左右交互にディレイ効果が出ます。
曲中で静かになるパートなど、歌を響かせたい時に「PINGPONG」でディレイ使うとおもしろいですよ!
通常は、OFFでいいと思います。
Sibilance
ディエッサーと呼ばれる種類のプラグインです。
歌では、サ行の音が耳障りになりやすいので、ピンポイントにエフェクト処理をします。
「Sibilance」は、歌や台詞向けにつくられたプラグインなのでとても使いやすくて◎
サ行処理が苦手な人と、使ったことない人には、ぜひ使ってみてほしいですね。
すごく使いやすいですよ!
①見た目でサ行処理の具合を判断できる
②THRESHOLDとRANGEで処理範囲を調整
画面を見つつ音を聴いて、サ行に反応するようにTHRESHOLDの値とRANGEを決めていきます。
極端な設定にすると、音が引っ込み気味で変になっちゃいますが…。
うまく設定してあげると、耳障りなサ行だけ綺麗に整えられます。
Waves Tune-LT
Waves Tuneは、いわゆるピッチ補正ができるプラグインです。
その機能簡易版が「Waves Tune-LT」というイメージですね。
ピッチ補正の機能は、かなり大雑把な調整しかできません。
主にケロケロボイス加工に使えるプラグインです。
①Speed 0
②Note transition 0
③Ratio 100
ケロケロ加工したい歌トラックに「Waves Tune-LT」をインサートして、再生すると歌を読み込みます。
読み込み終えたら、Waves Tune-LT上の読み込まれたデータを選択して、値を設定しましょう。
楽曲のキーを合わせたら、ケロケロ加工の完成です。
まとめ
閲覧ありがとうございました。
今回は、Waves Goldバンドルに収録されているプラグインを、歌ってみたmixでの使いやすさを重視して厳選紹介しました!
歌ってみたmixをする方が、買えるなら買っておくと便利なのが「Waves Gold」です。
これからmix師を目指す方や、歌ってみたmix環境をレベルアップしていきたい方はぜひ購入検討してみてください♪
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